こんにちは、若女将です。
東日本大震災から11年。
東北人にとって大切な節目の日です。
3月11日の今日、久しぶりにパンを焼いてお客様にお出ししました。
なんとか手に入った食材で、温泉を求めるお客様に癒しをお届けできたら…と、被災から1ヶ月で再開した宿の営業。
牛乳やパンがなかなか手に入らなかったあの頃。
お客様の喜んでくださる顔を思い浮かべて…。
お出しできるものも少ない中で、ご宿泊くださったお客様たちに喜んでいただけることをしたい!と考えお出ししたのが、手作りのパンでした。
時は経っても身近な人の大切さ、
そして旅館という生業の本来あるべき姿を忘れてはいけないな、と思う特別な1日です。
夜にはお客さまにもキャンドルをお配りしてキャンドルナイト。
たくさんの人の幸せと、平和を祈って…。
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